スタンダードのメタとコロッサスグルールについて考える
2013年11月20日 TCG全般 コメント (2)・現状のメタゲーム
大雑把に分けると「四強」とそれ以外という分類になると思います
四強:黒単信心・青単信心・赤単・エスパーコン
それ以外:白単ウィニー・ラクドスウィニー・コロッサスグルール・グルールアグロ・オルゾフ・ナヤ・オロス・セレズニアなどなど
トップメタは地域によって違うだろうけど少なくとも四強以外のデッキがトップメタという地域はないのでは。ちなみにLMCだと赤単系が多くてエスパーコンと黒単信心系が少ないです
・コロッサスグルールについて
今のメタゲームでは厳しいと言わざるを得ないです。なぜなら「四強」を形成するデッキのうち黒単にしか有利がつかないからです。その黒単に対しても「ものすごく有利」というわけではないと思います
赤単については絶望的なまでに不利、というか当たったらほぼ負け確です。エスパーコン・青単信心にはそこまで不利というわけではありませんが明確に有利が付くとも言えないです
・黒単に有利が付く理由
黒単は《思考囲い》や《英雄の破滅》(とサイド後の《強迫》)でこちらのアド源であるPWを対処してきます。《ポルクラノス》や《高木の巨人》といったデカブツも《究極の価格》や《破滅の刃》で対処してきます。ここまでは非常に嫌らしいのですが、こちらの展開を阻害しまくってくる一方黒単側もなかなか「ゲームを勝ちにいけない」という印象があります。《冒涜の悪魔》&《夜帳の死霊》は《高木の巨人》で完封できる可能性があり、《群れネズミ》トークンは《ミジウムの迫撃砲》で一掃できる可能性もあります
結果、お互い決め手に欠け非常にグダグダなゲーム展開となり、最終的にはアドバンテージ源の質の差でコロッサスグルールが勝つ、というゲームが多いです(《地下世界の人脈》&《死者の神、エレボス》より《ドムリ》&《ガラク》の方が強い)。ただ結局お互いの引き次第なのでグダった挙句負けることもあります
・エスパーコンに勝とうとすると他のデッキに勝てないというジレンマ
コロッサスグルールは愚直に生物を並べて勝ちにいくデッキなので《至高の評決》が入ったエスパーコンには不利な戦いを強いられます。しかし構成次第では五分~若干有利になります。単純に《ドムリ》《ゼナゴス》の枚数を増やしたり(《ガラク》は元々メイン4枚)、《燃え立つ大地》《自由なるもの、ルー・リクサー》《森林の始原体》などをサイドに沢山とればいいわけです。青単信心対策の《霧裂きのハイドラ》も刺さります
ですがエスパーを意識したこれらのカードはそれ以外のデッキ、とりわけ一番苦手とする赤単相手にはサイドインできないものが多いです。しかもエスパーをメタったカード選択をしたところで劇的に対エスパー勝率が良くなるわけでもありません。エスパーをメタることは一応可能ですが大会通じての勝率を高めることには繋がらないかなあ、という感じです
・赤単がきつい、きつすぎる
コロッサスグルール最大の欠点、それは赤単に歯が立たないことに尽きます。ニクソスを使った赤単(t白・t緑)信心・スライ型赤単どちらにも全然勝てません。マッチ勝率は2割程度だと思います。メインで勝つのは諦めて、サイドに《ナイレアの信奉者》を4枚積んで大量ライフゲインで2勝することを祈るしかありません。《ミジウムの迫撃砲》超過は一見効果的なように思えますが超過で撃つ余裕はあまりないです。ちなみにメインに《漁る軟泥》を入れたところで焼け石に水です
・コロッサスグルールにとって最高の「カモ」はどこへ…
コロッサスグルールにとって一番相性が良いデッキは何か?それは信心メカニズムを使わないグッドスタッフ的なミッドレンジ系デッキです。ドランとかドムリナヤとか。プロツアー「テーロス」の結果が出る前は草の根大会の至るところで信心メカニズムを使わないミッドレンジ系デッキが存在していましたが、プロツアー後には各種信心系デッキの爆発力についていけずほとんど淘汰されてしまいました。そういうわけで「カモ」と言えるようなデッキが少なくなっていることも、コロッサスグルールにとっては逆風です
というわけで今後メタが推移しない限りコロッサスグルールは使いたくないなあ、というのが自分の中の結論です。先週の五竜杯で勝ち越せたのはたまたま有利な黒単を4回も踏んだだけで単に運が良かっただけです
大雑把に分けると「四強」とそれ以外という分類になると思います
四強:黒単信心・青単信心・赤単・エスパーコン
それ以外:白単ウィニー・ラクドスウィニー・コロッサスグルール・グルールアグロ・オルゾフ・ナヤ・オロス・セレズニアなどなど
トップメタは地域によって違うだろうけど少なくとも四強以外のデッキがトップメタという地域はないのでは。ちなみにLMCだと赤単系が多くてエスパーコンと黒単信心系が少ないです
・コロッサスグルールについて
今のメタゲームでは厳しいと言わざるを得ないです。なぜなら「四強」を形成するデッキのうち黒単にしか有利がつかないからです。その黒単に対しても「ものすごく有利」というわけではないと思います
赤単については絶望的なまでに不利、というか当たったらほぼ負け確です。エスパーコン・青単信心にはそこまで不利というわけではありませんが明確に有利が付くとも言えないです
・黒単に有利が付く理由
黒単は《思考囲い》や《英雄の破滅》(とサイド後の《強迫》)でこちらのアド源であるPWを対処してきます。《ポルクラノス》や《高木の巨人》といったデカブツも《究極の価格》や《破滅の刃》で対処してきます。ここまでは非常に嫌らしいのですが、こちらの展開を阻害しまくってくる一方黒単側もなかなか「ゲームを勝ちにいけない」という印象があります。《冒涜の悪魔》&《夜帳の死霊》は《高木の巨人》で完封できる可能性があり、《群れネズミ》トークンは《ミジウムの迫撃砲》で一掃できる可能性もあります
結果、お互い決め手に欠け非常にグダグダなゲーム展開となり、最終的にはアドバンテージ源の質の差でコロッサスグルールが勝つ、というゲームが多いです(《地下世界の人脈》&《死者の神、エレボス》より《ドムリ》&《ガラク》の方が強い)。ただ結局お互いの引き次第なのでグダった挙句負けることもあります
・エスパーコンに勝とうとすると他のデッキに勝てないというジレンマ
コロッサスグルールは愚直に生物を並べて勝ちにいくデッキなので《至高の評決》が入ったエスパーコンには不利な戦いを強いられます。しかし構成次第では五分~若干有利になります。単純に《ドムリ》《ゼナゴス》の枚数を増やしたり(《ガラク》は元々メイン4枚)、《燃え立つ大地》《自由なるもの、ルー・リクサー》《森林の始原体》などをサイドに沢山とればいいわけです。青単信心対策の《霧裂きのハイドラ》も刺さります
ですがエスパーを意識したこれらのカードはそれ以外のデッキ、とりわけ一番苦手とする赤単相手にはサイドインできないものが多いです。しかもエスパーをメタったカード選択をしたところで劇的に対エスパー勝率が良くなるわけでもありません。エスパーをメタることは一応可能ですが大会通じての勝率を高めることには繋がらないかなあ、という感じです
・赤単がきつい、きつすぎる
コロッサスグルール最大の欠点、それは赤単に歯が立たないことに尽きます。ニクソスを使った赤単(t白・t緑)信心・スライ型赤単どちらにも全然勝てません。マッチ勝率は2割程度だと思います。メインで勝つのは諦めて、サイドに《ナイレアの信奉者》を4枚積んで大量ライフゲインで2勝することを祈るしかありません。《ミジウムの迫撃砲》超過は一見効果的なように思えますが超過で撃つ余裕はあまりないです。ちなみにメインに《漁る軟泥》を入れたところで焼け石に水です
・コロッサスグルールにとって最高の「カモ」はどこへ…
コロッサスグルールにとって一番相性が良いデッキは何か?それは信心メカニズムを使わないグッドスタッフ的なミッドレンジ系デッキです。ドランとかドムリナヤとか。プロツアー「テーロス」の結果が出る前は草の根大会の至るところで信心メカニズムを使わないミッドレンジ系デッキが存在していましたが、プロツアー後には各種信心系デッキの爆発力についていけずほとんど淘汰されてしまいました。そういうわけで「カモ」と言えるようなデッキが少なくなっていることも、コロッサスグルールにとっては逆風です
というわけで今後メタが推移しない限りコロッサスグルールは使いたくないなあ、というのが自分の中の結論です。先週の五竜杯で勝ち越せたのはたまたま有利な黒単を4回も踏んだだけで単に運が良かっただけです
コメント
一応使う候補ではある