テーロス発売後からMTGに復帰する予定なので、新環境のスタンダードのメタゲームを大雑把に予測しました。なお、この記事は9月5日に書きました。9月5日以降に判明したテーロス新カードについては一切考慮していなのでご了承ください。





・まずはRTRブロック構築の確認から
「直前のブロック構築で結果を残したデッキは新環境のスタンダードでも結果を残す」という説があります。というわけでRTRブロック構築の主なデッキを確認してみます。
(MTGGoldfishを参考にしました http://www.mtggoldfish.com/metagame/block )

・高速ビートダウン
赤単は価格の安さも手伝って最大勢力。

・高速ビートダウンとミッドレンジの中間?
セレズニアが多い。ナヤも少数だが存在する。

・ミッドレンジ
白黒赤・白黒緑など。あまり数は多くない印象

・低速コントロール
エスパーコン・グリクシスコンが多い。トリココン・青白コン・迷路の終わりコンも少数だが存在する。

まとめると、赤単・セレズニア・エスパーコン・グリクシスコンという4つのデッキがメタの中心。他にも様々なデッキが乱立している状況といえます。これらのデッキの中が次期スタンダードのトップメタになるのでしょうか…?





・燃え立つ大地
しかし基本セットM14には多色デッキキラーとなる《燃え立つ大地》が存在しています。これによりブロック構築ではトップメタの一角を占めていたエスパーコン・グリクシスコンといった3色以上の低速コントロールは大打撃を受け、数を大幅に減らすと予想されます。実際、先月行われたGP北九州ではこれまでトップメタの一角を占めていたトリコフラッシュはほぼ姿を消し、代わりに台頭したのは《燃え立つ大地》が効きにくい黒緑コンや各種ビートダウンでした。新環境でも《燃え立つ大地》のせいで低速コントロールは2色に纏めることを強いられると思われます(まとめるとしたら《スフィンクスの啓示》が使える青白)。逆に高速ビートダウンは《燃え立つ大地》の影響を受けにくい(むしろ積極的に使っても良い)ため、色の制約なく自由にデッキを組むことができそうです。ブロック構築トップメタの一角を占めるデッキのうち、3色以上のコントロールだけが大打撃を受け、赤単やセレズニアあたりは打撃を受けなさそうです。

《迷路の終わり》デッキ?あっ…(察し)





・とりあえずキブラーグルールっぽいデッキ
新環境で活躍するデッキは直前のブロック構築で活躍したもの……だけでなく直前のスタンダードで活躍していたデッキと似たコンセプトを持つものも挙げられます。ちょうど1年前ならDelverがそうですね(しばらくしたら見なくなっちゃいましたが)。
で、今年の場合は「キブラーグルール」と同じようなデッキが新環境で見られるようになると思います。《絡み根の霊》《火打ち蹄の猪》《地獄乗り》《雷口のヘルカイト》といった強力カードは落ちてしまうものの、《ドムリ・ラーデ》は残りますし、テーロスから《嵐の息吹のドラゴン》《歓楽者ゼナゴス》といった新戦力になりそうなカードを獲得しました。これにより多くのプレイヤーが「とりあえずビール」みたいな勢いで「とりあえずキブラーグルールっぽいデッキ」を組むことは容易に想像できます。全く新しいコンセプトのデッキを1から作るより既存のコンセプトを流用した方が短時間で強いデッキを組めますからね。特に《嵐の息吹のドラゴン》は「世界中のスパイクの皆さん!これで《スフィンクスの啓示》を撃つデッキをやっつけて下さい!」という開発部からの熱いメッセージが伝わってくる良カードです。





・まとめ
RTRブロック構築のトップメタの一角を占めるデッキのうち、赤単・セレズニアは次期スタンダードでもよく見られると予想される一方、グリクシスコン・エスパーコンといった低速コントロールは燃え立つ大地のせいで2色にすることを強いられます。2色にするならおそらく青白。
現環境のスタンダードの「キブラーグルールっぽいデッキ」が新環境でも見られると予想されます。

高速ビートダウン(赤単・セレズニアなど)vsキブラーグルールっぽい赤緑系ミッドレンジvs2色にまとめた低速青白コン
といった構図がメタゲームのスタート地点になると予想されます。

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