【ドラフト】《瞬間移動門/Teleportal(RTR)》への対抗策

2012年10月24日 TCG全般コメント (3)

Teleportal / 瞬間移動門 (青)(赤)
ソーサリー
あなたがコントロールするクリーチャー１体を対象とする。それはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに、このターン、ブロックされない。
超過(３)(青)(赤)（あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、あなたがコントロールする各クリーチャーはそれぞれ、ターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに、このターン、ブロックされない。）

RtRリミテッド環境で猛威を振るっているこのカード。超過モードで撃てば2桁あったライフがまさしく瞬間的に0になります。マルチカラー版《踏み荒らし》とも形容される、典型的リミテッドゲームエンドカードですね。先日のあかつき杯サイドイベントドラフトではライフ2桁あって次ターン勝てるという状況から負け、なんてこともありました。

今日は《瞬間移動門/Teleportal(RTR)》で負けないための対策を5つ挙げます。

1.相討ちをとって、クロックを減らす
たとえば…

青赤デッキの平凡な生物、たとえば《都市内の急使/Crosstown Courier(RTR)》がアタックしてきました。こちらには各種《ギルド魔道士/Guildmage(RTR)》のような「ずっと生き残れば強い」生物がいます。ブロックしますか？

スルーしたくなるのが人情ですが、移動門をケアするのならブロックした方がいいでしょう。生物が生き残ってしまうと後述する「テレポート算」の合計値が大きくなってしまいます。ギルド魔道士の能力でアドバンテージを取る前に負ける可能性大です。

基本的に移動門が入った相手に真っ向からダメージレースを挑み勝つのは難しいと思います。移動門を唱える最後の1ターンで逆転されてしまうと思うので…

2.「テレポート算」を行う
テレポート算とは、ごく単純に(防衛持ちを除く)「相手の生物のパワー+1」の合計を計算することです。要するに瞬間移動門を撃たれたとき食らうダメージの値を計算しましょうということです。

青赤相手のときは

・ライフに余裕があるときは移動門を撃たれても死なない程度に攻撃していくようにする。
・移動門の致死圏内までライフが減っているときは、潔く「移動門を持ってない」ことに賭け、積極的にアタック。

というようにプレイングを使い分ける必要があります。そのためにテレポート算をする必要があるのです。ちなみに自分はよく計算し忘れて負けます。今後は忘れないようにしたいですね。

さらについでに言うと、《馬力充電/Dynacharge(RTR)》算、《暴突風/Blustersquall(RTR)》算もした方がいいかもしれません。

3.ソーサリータイミングの除去は早めに使う
1.と同様の理由で、移動門で即死する前にクロックを減らしましょう。除去を温存して移動門で負けるのは、実に悔しい負け方です。

4.インスタント除去は構えて使う、あるいは構えているフリをする

あなたは青赤デッキを使っており、手札には移動門があります。
移動門を撃てばこのターンに勝てるクロックはありますが、1体でも除去されると勝てず、逆に相手のフルパンで負けてしまいます。
相手は平地を含む6マナを立てています。
さて、あなたは移動門撃ちますか？

これは先日のあかつき杯サイドイベントドラフトであった盤面です。
ここは《トロスターニの裁き/Trostani’s Judgment(RTR)》をケアして撃たないのが正解、だと思います。「裁き」を消費させてから移動門を撃つなり、《ミジウムの外皮/Mizzium Skin(RTR)》を引くまで待つなりしましょう。
ちなみに自分は「裁き」を使い果たし、さらにタップアウトした返しのターンに移動門を撃たれて負けました。仮に手札にインスタント除去がなくとも、「裁き」を持っているフリをした方がよかったかも…と後悔しています。

5.瞬間移動門対策カードをピックする。使う。
いわゆる《濃霧/Fog(M13)》系カード、RtRで言えば《圧縮/Downsize(RTR)》と《ドルイドの講話/Druid’s Deliverance(RTR)》をサイドインしましょう。
圧縮はメインに入れてもいいかもしれません(自分はメインから使ったことはないですが)

こんなもんですかね。あとは

6.カットする

という対策もありますが、さすがにこれは書く必要ないかｗ

というわけで「うわー《瞬間移動門/Teleportal(RTR)》1枚で負けたー！マジッククソゲー！」と嘆く前に、できることをしっかりやっていきたいと思う次第であります。