このDiaryNoteがすごい!
2012年4月3日 TCG全般 コメント (5)DiaryNote――アメーバ、ライブドア、fc2、はてな、といった大手ブログサービスと比較して、知名度は劣るにも関わらず、なぜかMTGプレイヤーの間では最も人気のあるブログである。テーマ:トレーディングカードの最新日記を見れば、年がら年中数多のMTGプレイヤーが日記を更新しているのが見て取れる
ところで皆さんは「アルファブロガー」という言葉をご存じだろうか?アルファブロガーとは、インターネットにおけるブロガーのうち、そのブログが大きな影響力を持つ者や、多くの読者を持つ者などを指すらしい(参考:Wikipedia) そこで俺はこう思ったわけである。DiaryNoteのMTGプレイヤー界隈におけるアルファブロガーを選ぶとしたら、誰を選出するだろうか、と
というわけで俺の独断と偏見によって勝手に「アルファブロガー in DiaryNoteのMTGプレイヤー界隈」を選出し、勝手に紹介することにした。なお、(一人を除いて)俺との面識は一切ない赤の他人である
(※文中敬称略とさせていただきます)
1.ライラック http://shapeshifter.diarynote.jp/
どんなMTGプレイヤーにとっても、新エキスパンション発売前にスポイラーを見るのはハッピーなひと時である。しかしWotC公式やMTGSalvationなどの一次情報源が載っているHPを巡るにしろ、それらのHPの情報を元に書かれた「DiaryNoteの新着日記」を片っ端からクリックするにしろ、結構時間と労力を要するものである
最新のスポイラー情報を、過不足なく、素早く、手軽に確認できる場所はないのだろうか――そんなニーズに答えてくれる人がいる。ライラックだ
日記のサブタイトルに「新エキスパンション発売前だけとても生き生きしてる場所。」と書いてある通り、発売前はものすごい勢いで最新スポイラー情報を更新する。この日記をチェックするだけでスポイラー情報はバッチリ。他の場所を巡回する必要はない
スポイラーとは関係ないが、大会レポも読みごたえ十分。とにかく分量が多いのだ。おそらくゲームの流れをものすごくしっかりと記憶しているか、ものすごくマメにゲーム中メモを録り、マッチとマッチの合間に素早く更新していると思われ、ゲームの流れを細かく追うことができるレポに仕上がっている
2.listener http://mtglistener.diarynote.jp/
説明不要のDiaryNote界を代表するプレイヤー。2012年3月31日22:41現在、2372 回も日記を更新していることから分かる通り、数多の情報を世に送り出している。基本的にMOでリミテッドを中心にプレイしており、自ずと情報もリミテッド中心となっている
ドラフトのピック譜、完成したデッキ、あらゆるカードシナジーの紹介、プレイング、その他諸々…その情報量は他に比類すべき人が見当たらないほど圧倒的である。また、コメントする、される回数が多く、読者とのコミュニケーションによって情報を深化させている点も特筆すべきことだろう。貴方もコメントしてみてはいかがだろうか?
3.isshii http://isshii.diarynote.jp/
「メタゲームは生き物」という格言がある
メタゲームは絶えず変化しており、先週は勝ち組だったデッキも今週は負け組、なんてことは当然のようにある。特にMOにおいては、カードを入手しやすいこと、DEやPEの大会規模が大きいこと、情報が全世界に無料で公開されること、等の要因によって現実世界以上にスピーディーにメタゲームが変化する。そんなメタゲームの変化を、時間と労力をかけずにチェックできる場所がある――isshiiの日記だ
MOの構築DEにおける使用カード総枚数、デッキタイプ毎の全勝数、全勝率、入賞(3-1以上)数、入賞デッキに占める割合を1週間毎に集計し、日記で公開している。集計対象となっているフォーマットは、ブロック構築、スタンダード、モダンの3種類。これらのフォーマットのプレイヤーは欠かさずチェックしたい
4.ペンティーノ http://biggbo.diarynote.jp/
5.naota http://naotar.diarynote.jp/
6.Prado-Red http://helianthus.diarynote.jp/
7.りゅー http://stasis.diarynote.jp/
プロツアーアムステルダム2010の後「日本勢は、なぜ勝てなかったのか。」という挑発的なタイトルのカバレージが世に送り出され、大きな話題となった
http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008381/
その中で日本勢が勝てなくなった一因として「言葉の壁」を挙げるプロプレイヤーがいた
どのプロプレイヤーも、日本人は言葉の壁によって情報戦の段階で不利に立たされている、という論調で語っていることから分かる通り、プロ達にとって語学の壁による情報格差はそのまま勝敗に直結してしまうらしい (俺はプロではないので分からないが)
では、プロプレイヤー、あるいはプロプレイヤーを目指す人以外は英語圏の情報に触れなくてよいのか?…決してそんなことはない。たとえば英語版WotC公式HPのコラムでは(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Archive.aspx?tag=Column)初心者向け戦術記事や開発秘話などが連載されており、タダで、いくらでも情報を吸収することができる。特に毎週火曜日更新されるLimited InformationとSerious Funはおススメである……※ただし英語が読める人に限る
あのカバレッジが公開されてから1年。俺自身も新生活の準備が忙しいからなどと言い訳している内に、ChannelFireballやStar City Gamesを読む頻度が減ってきている。喉元過ぎれば熱さ忘れるという諺が頭をよぎる
そんな中、英語圏の情報を日本語に翻訳してDiaryNoteで公開してくれる実にありがたい人たちがこの4名だ。翻訳される記事はChannelFireballやStarCityGamesのものが圧倒的に多い。もちろんいつも翻訳してくれるわけではないのだが、翻訳してくれるというだけで非常にありがたいので何も文句は言えない
8.Ks http://hiromasa.diarynote.jp/
新たなフォーマット、モダン。PTQが各地で開催され、GP横浜のフォーマットにも決定するなど、WotC社から猛プッシュされているフォーマットである。そのモダンの最新情報をチェックしたい人に朗報だ。http://gg-ks2246.blogspot.jp/を見てほしい。このブログはモダンの情報のまとめに特化しており、大会レポート、大会結果、各HPに載せられた戦略記事など、日本中のモダンにまつわる情報を全て確認できるようになっており、非常に利便性が高い。厳密にはDiaryNoteではないが、DiaryNoteでブログ更新を報告しているのでチェックしてほしい
ちなみに今回紹介する人の中で唯一俺と面識のある人である。というか同じ大学&同じサークルに所属していた友人なのだから面識があって当然である
9.あんちゃん http://69323.diarynote.jp/
プロプレイヤーでは珍しく、ブログをコンスタントに更新している。これは草の根プレイヤーにとっては非常にありがたいことである。プロがどんなことを考えてデッキを作っているか、どんなことを考えてドラフトしているかを知る機会というのは、草の根プレイヤーにはそうそうないからだ
たとえばhttp://69323.diarynote.jp/201203290146579412/の日記は、恐ろしく思考過程が精緻に書かれている。すごい情報密度である
10.ボトムデッカー http://bottomdeck.diarynote.jp/
MTG Wikiによると日本選手権96:3位 The Finals95:4位 世界選手権96出場が主な戦績のプレイヤーであり、一度は引退したものの近年になって復帰。復帰後も日本選手権11予選突破、新春晴れる屋スタンダード杯においてバンピリックヘイトという謎のデッキを操って5-1、公式戦ジャンド同系32連勝、などかなりの活躍を見せているプレイヤーである
(参考URL 1/2【☆新春☆晴れる屋スタンダード杯】デッキリストhttp://mtghareruyablog.blog108.fc2.com/blog-entry-337.html)
このブログには他の書籍やブログでは見かけたことがない独自の理論が展開されており、正直言って一読しただけでは理解できない。しかしじっくりと、そして何度も読むと、なんとなくではあるが理解できる(ような気がする)
デッキ構築の土台となる基礎理論を公開してくれるプロというのは非常に貴重であり、ありがたみは大きい。時間のあるときにゆっくりと読みたいブログと言えそうだ
(追記)4月4日 0:32
ボトムデッカーさんからのコメントによると、大昔の大会ではプロポイントも賞金もなかったので、(プロポイントor賞金を獲得したことがあるプレイヤーをプロと定義した場合)ボトムデッカーさんはプロではなくアマチュアという扱いになるそうです
ところで皆さんは「アルファブロガー」という言葉をご存じだろうか?アルファブロガーとは、インターネットにおけるブロガーのうち、そのブログが大きな影響力を持つ者や、多くの読者を持つ者などを指すらしい(参考:Wikipedia) そこで俺はこう思ったわけである。DiaryNoteのMTGプレイヤー界隈におけるアルファブロガーを選ぶとしたら、誰を選出するだろうか、と
というわけで俺の独断と偏見によって勝手に「アルファブロガー in DiaryNoteのMTGプレイヤー界隈」を選出し、勝手に紹介することにした。なお、(一人を除いて)俺との面識は一切ない赤の他人である
(※文中敬称略とさせていただきます)
1.ライラック http://shapeshifter.diarynote.jp/
どんなMTGプレイヤーにとっても、新エキスパンション発売前にスポイラーを見るのはハッピーなひと時である。しかしWotC公式やMTGSalvationなどの一次情報源が載っているHPを巡るにしろ、それらのHPの情報を元に書かれた「DiaryNoteの新着日記」を片っ端からクリックするにしろ、結構時間と労力を要するものである
最新のスポイラー情報を、過不足なく、素早く、手軽に確認できる場所はないのだろうか――そんなニーズに答えてくれる人がいる。ライラックだ
日記のサブタイトルに「新エキスパンション発売前だけとても生き生きしてる場所。」と書いてある通り、発売前はものすごい勢いで最新スポイラー情報を更新する。この日記をチェックするだけでスポイラー情報はバッチリ。他の場所を巡回する必要はない
スポイラーとは関係ないが、大会レポも読みごたえ十分。とにかく分量が多いのだ。おそらくゲームの流れをものすごくしっかりと記憶しているか、ものすごくマメにゲーム中メモを録り、マッチとマッチの合間に素早く更新していると思われ、ゲームの流れを細かく追うことができるレポに仕上がっている
2.listener http://mtglistener.diarynote.jp/
説明不要のDiaryNote界を代表するプレイヤー。2012年3月31日22:41現在、2372 回も日記を更新していることから分かる通り、数多の情報を世に送り出している。基本的にMOでリミテッドを中心にプレイしており、自ずと情報もリミテッド中心となっている
ドラフトのピック譜、完成したデッキ、あらゆるカードシナジーの紹介、プレイング、その他諸々…その情報量は他に比類すべき人が見当たらないほど圧倒的である。また、コメントする、される回数が多く、読者とのコミュニケーションによって情報を深化させている点も特筆すべきことだろう。貴方もコメントしてみてはいかがだろうか?
3.isshii http://isshii.diarynote.jp/
「メタゲームは生き物」という格言がある
メタゲームは絶えず変化しており、先週は勝ち組だったデッキも今週は負け組、なんてことは当然のようにある。特にMOにおいては、カードを入手しやすいこと、DEやPEの大会規模が大きいこと、情報が全世界に無料で公開されること、等の要因によって現実世界以上にスピーディーにメタゲームが変化する。そんなメタゲームの変化を、時間と労力をかけずにチェックできる場所がある――isshiiの日記だ
MOの構築DEにおける使用カード総枚数、デッキタイプ毎の全勝数、全勝率、入賞(3-1以上)数、入賞デッキに占める割合を1週間毎に集計し、日記で公開している。集計対象となっているフォーマットは、ブロック構築、スタンダード、モダンの3種類。これらのフォーマットのプレイヤーは欠かさずチェックしたい
4.ペンティーノ http://biggbo.diarynote.jp/
5.naota http://naotar.diarynote.jp/
6.Prado-Red http://helianthus.diarynote.jp/
7.りゅー http://stasis.diarynote.jp/
プロツアーアムステルダム2010の後「日本勢は、なぜ勝てなかったのか。」という挑発的なタイトルのカバレージが世に送り出され、大きな話題となった
http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008381/
その中で日本勢が勝てなくなった一因として「言葉の壁」を挙げるプロプレイヤーがいた
齋藤 「インターネットでの情報が充実すればするほど、英語の壁の問題が顕著になってきています。英語を読める人間が少ない分、日本は不利」
ネットからの情報を元にコピーデッキが持ち込まれているにもかかわらず、ネットの情報を英語の壁のせいで十分に確保できないという矛盾。
大澤 「すごい奇妙な話ですよね。一方的に開示するだけ開示して、交換はしていないっていう。むこうの情報をもっと取り入れる努力はするべきなのかもしれない」
三田村 「語学の壁の問題は大きい。英語圏が一番、層が厚くて情報も多いから、最終的に情報自体も英語のサイトに集まるわけです。それを、僕らプロもそうですし、多くの一般プレイヤーも触れようとしないし、触れられない。たとえば、そういう情報を拾ってくるひとが増えれば、その分、日本にも多くの情報が流れてくるようにはなるはずなんです。でも、語学の壁は大きい」
三田村は、日本語のウェブサイトは大小関わらず数多くチェックしているが、英語のサイトのチェックはどうしても甘くなってしまうと、自戒を含めて語った。だからこそ、日本人がより英語のサイトから情報を招集するべきなのだと。
中村 修平(大阪)も語学の壁に関しては厳しい意見を持っている。
中村(修) 「決定的に語学力が足りないのが、大きいです。英語のサイトを見れない、というのはもちろん、向こうのプレイヤーとのコミュニケーションも日常会話レベルが限度。ただ毎回、プロツアーが終わるたびに、もっと英語力をという話はでてくるのですけど、変えようということはない、行動力がない受け身なんですよね」
より積極的に情報を招集しようと考える他国のプロに比べて、語学の壁をいいわけに受け身になっていることが問題で、やろうとすればできるのではないか、というのが中村の意見だ。
どのプロプレイヤーも、日本人は言葉の壁によって情報戦の段階で不利に立たされている、という論調で語っていることから分かる通り、プロ達にとって語学の壁による情報格差はそのまま勝敗に直結してしまうらしい (俺はプロではないので分からないが)
では、プロプレイヤー、あるいはプロプレイヤーを目指す人以外は英語圏の情報に触れなくてよいのか?…決してそんなことはない。たとえば英語版WotC公式HPのコラムでは(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Archive.aspx?tag=Column)初心者向け戦術記事や開発秘話などが連載されており、タダで、いくらでも情報を吸収することができる。特に毎週火曜日更新されるLimited InformationとSerious Funはおススメである……※ただし英語が読める人に限る
あのカバレッジが公開されてから1年。俺自身も新生活の準備が忙しいからなどと言い訳している内に、ChannelFireballやStar City Gamesを読む頻度が減ってきている。喉元過ぎれば熱さ忘れるという諺が頭をよぎる
そんな中、英語圏の情報を日本語に翻訳してDiaryNoteで公開してくれる実にありがたい人たちがこの4名だ。翻訳される記事はChannelFireballやStarCityGamesのものが圧倒的に多い。もちろんいつも翻訳してくれるわけではないのだが、翻訳してくれるというだけで非常にありがたいので何も文句は言えない
8.Ks http://hiromasa.diarynote.jp/
新たなフォーマット、モダン。PTQが各地で開催され、GP横浜のフォーマットにも決定するなど、WotC社から猛プッシュされているフォーマットである。そのモダンの最新情報をチェックしたい人に朗報だ。http://gg-ks2246.blogspot.jp/を見てほしい。このブログはモダンの情報のまとめに特化しており、大会レポート、大会結果、各HPに載せられた戦略記事など、日本中のモダンにまつわる情報を全て確認できるようになっており、非常に利便性が高い。厳密にはDiaryNoteではないが、DiaryNoteでブログ更新を報告しているのでチェックしてほしい
ちなみに今回紹介する人の中で唯一俺と面識のある人である。というか同じ大学&同じサークルに所属していた友人なのだから面識があって当然である
9.あんちゃん http://69323.diarynote.jp/
プロプレイヤーでは珍しく、ブログをコンスタントに更新している。これは草の根プレイヤーにとっては非常にありがたいことである。プロがどんなことを考えてデッキを作っているか、どんなことを考えてドラフトしているかを知る機会というのは、草の根プレイヤーにはそうそうないからだ
たとえばhttp://69323.diarynote.jp/201203290146579412/の日記は、恐ろしく思考過程が精緻に書かれている。すごい情報密度である
10.ボトムデッカー http://bottomdeck.diarynote.jp/
MTG Wikiによると日本選手権96:3位 The Finals95:4位 世界選手権96出場が主な戦績のプレイヤーであり、一度は引退したものの近年になって復帰。復帰後も日本選手権11予選突破、新春晴れる屋スタンダード杯においてバンピリックヘイトという謎のデッキを操って5-1、公式戦ジャンド同系32連勝、などかなりの活躍を見せているプレイヤーである
(参考URL 1/2【☆新春☆晴れる屋スタンダード杯】デッキリストhttp://mtghareruyablog.blog108.fc2.com/blog-entry-337.html)
このブログには他の書籍やブログでは見かけたことがない独自の理論が展開されており、正直言って一読しただけでは理解できない。しかしじっくりと、そして何度も読むと、なんとなくではあるが理解できる(ような気がする)
デッキ構築の土台となる基礎理論を公開してくれる
(追記)4月4日 0:32
ボトムデッカーさんからのコメントによると、大昔の大会ではプロポイントも賞金もなかったので、(プロポイントor賞金を獲得したことがあるプレイヤーをプロと定義した場合)ボトムデッカーさんはプロではなくアマチュアという扱いになるそうです
コメント
おかげで舞い上がってプレイングミスしちゃったじゃないですか!w
DNは、もはや日本のMTGと切っても切り離せませんもんね。
ウィザーズは、DNのサーバーを増強してもいいくらいじゃないかしら?
コメントありがとうございます
listenerさんの記事をたくさん読んだおかげでISD-DKAドラフトの勝率が劇的に上がったので、今回絶賛させていただきました
これからもDN界を引っ張ってくれることを期待しています
当時はプロポイントも賞金もない時代なので私は一介のアマチュアプレイヤーでございます。
現役トップに較べたらまぁ、ちゃんちゃらおかしいレベルなので、申し訳ないです。
昔は賞金がなかったとは知らなかったです…勝手にプロ扱いして申し訳ないです
今後のDN更新も楽しみにしております